2019年の10月~11月にかけての3週間ほど、自転車でお遍路に行ってきました。
今回はその時の旅の工程を紹介しようと思います。
各日ごとのルートですが、今回はgpsデータからではなく、後日作成したものなのです。正確なものではなく、大体のものだと思ってください。
[0日目] フェリー
お遍路を始めるにも四国につかなければ始まりません。
この日は家から有明のフェリーターミナルまで自転車を漕ぎました。
フェリーについては別の記事で掲載します。
[1日目] 徳島港~板野 (1~3)
総距離:44.21 km , 上昇:601 m
この日は午後1時過ぎに徳島港に到着しました。
「いのたに本店」の徳島ラーメンを食べ、いざ出発!
フェリーターミナルから1のお寺までがなかなか距離あります。
私は1のお寺に着いて早々にお遍路グッズを購入しましたが、少々割高でした。できれば別のお寺で買った方が安いです。
予定では4,5も行くつもりが予想以上に時間がなく諦めました。
[2日目] 板野~神山町 (4~11)
総距離:44.21 km , 上昇:601 m
朝7時には宿を出発し、4、5から回って行きました。
11の藤井寺に着いた時点で雨が降り始めたので、急いで宿を探しキャンプ場まで駆け込むことに。
11→12の行き方ですが、自転車の場合、県道31号は急斜面でキツいので、童学寺経由で県道20号を行くのが良いです。
総距離:66.03 km , 上昇:1153 m
いよいよ、大ボス「焼山寺」に挑戦します。
8:30にキャンプ場を出発し、焼山寺に到着したのが10時半を過ぎた頃。22,3 kmの距離に2時間ほどかけました。標高700 mまでとにかく登るだけでなく、路面が悪いのがさらにしんどい。
焼山寺を終えれば下るのみです。13~17は市街地にあるので楽勝です。
おまけ14番常楽寺の猫 ↓
[4日目] 徳島市街~恵比寿浜 (18~22)
総距離:80.49 km , 上昇:1331 m
18番恩山寺、地味に登ります。19も経て、いよいよ20番の難所、鶴林寺へ。
鶴林寺までは、①自走、②鶴峠に自転車を置き遍路道を往復、③水井の東屋まで川沿いを進み遍路道を往復、という少なくとも3種類の選択肢があります。
私は②を選びました。自転車がなくなるとかなり身軽です。
21番大龍寺も、ロープウェイを使う or 使わないで大きく分かれます。
太龍寺ロープウェイは自転車を載せられます。
私は行きをロープウェイで自転車ごと移動、帰りはチャリで下山。ただ下るだけと舐めていましたが、道狭い & 路面ひび割れor岩で舗装という悪路のため、自転車を押さざるを得ません。正直金銭に余裕があるなら下りもロープウェイを推奨します。
平等寺を出てからはキャンプ場まで漕ぐのみ。
23薬王寺までは、国道55号経由、由岐経由どちらも距離は同じくらいです。
[5日目] 恵比寿浜~大砂 (23のみ)
総距離:24.26 km , 上昇:452 m
朝起きたら雨が、、、
雨が弱まったタイミングで、急いでテントを片付け23番薬王寺へ。
瑜祇塔がとても特徴的です。
雨が本降りになり、移動は断念。急いで宿探し。
[6日目] 大砂~唐浜 (24→26)
総距離:92.89 km , 上昇:1084 m
雨が弱まるのを待ち出発。少しこぎ進めると快晴の空に。
東洋町から室戸までの区間は、コンビニもろくにないのでご注意を。
海沿いの一本道をひたすらこぎ、室戸へ到着。
ジオパーク室戸で寄り道。
ついでに室戸岬も。
24は結構高い場所にあります。なので麓の駐車場に自転車を置き、細い遍路道を登って行く方が楽です。
25は市街地なので楽勝。
26も遍路道入り口で自転車を置き、徒歩で登るのが得策。
この日の内に27まで行こうと思うが、30分で麓から登るのはキツいと思い断念。この決断は後日ただしかったと知る。
[7日目] 唐浜~種崎 (27~32)
総距離:78.19 km , 上昇:1208 m
朝、宿に荷物を置かせてもらい、軽装備で27番神峰寺を目指す。にしてもキツすぎる。焼山寺のような覚悟をしていなかったので、想定以上のキツさに大きく時間を奪われてしまった。
下山してから宿に戻りパッキングし、28以降の高知市街の寺を目指す。
正直ここはボーナスステージ、寺間の距離も昨日までと比べて大分近い。
31番竹林寺の行き方は大きく2通り。①トンネルに入らず道なりに登るか、②トンネルを抜けてすぐ自転車を置き、遍路道を往復するか。
自分は②を選択。
竹林寺は、五重の塔をはじめ、とても趣深いお寺です。
32番禅師峰寺も少し行き方が難しいので、麓に自転車を置き遍路道を使いました。道案内があるのでそれに従いましょう。峰寺トンネルには入らないように。
この日は、ギリ時間内に納経クリア。
[8日目] 種崎~土佐久礼 (33~36)
総距離:75.29 km , 上昇:987 m
渡し船龍馬で33へ。無料です。ただし時間帯によっては一時間に一本なんて場合もあるのであらかじめご確認を。
35清滝寺もくねくねとした車道を登るので、石柱付近に自転車を置いて遍路道を往復した方が楽です。
36へは39号で直進して行くよりも、282号で迂回した方がアップが少なく行けます。
また、36から37方面ですが、県道47はアップダウン激しめだが、距離はやや短く景色は良いコース、県道23号は景観の良さは劣るもののアップダウンは少なめで行けます。
自分は県道23号を選びましたが、人によりますね。
[9日目] 土佐久礼~四万十 (37のみ)
総距離:68.20 km , 上昇:1063 m
ひたすら登り続ける七子峠を越えると、37番岩本寺に到着。
それから先も56号の山道をひたすら進み、ようやく海へ。小さな峠を越え、四万十市街へ。
二日連続の寝不足が重なり、宿についてすぐに爆睡。
後編へ続く