2023年7月16日に谷川岳を天神尾根ルートで登りました。
今回はそのことを記事にします。
1. 谷川岳について
谷川岳は日本百名山の1つで、群馬県と新潟県の県境に位置しています。上越線や上越新幹線、関越道が山の中を通っています。
日本一登山者が亡くなった山としても有名です。
しかし、危険なルートは一の倉沢ルートなどのクライミングが必要なルートであり、ロープウェイを使う天神尾根ルートは、初級者クラスでもあまり危険はないルートです。
出典:谷川岳ロープウェイホームページ
https://www.tanigawadake-rw.com/
他にも、西黒尾根や田尻尾根から行くルートがあります。
私は、最も初級者向きのロープウェイを利用する天神尾根ルートで登りました。
2. アクセス
天神尾根ルートの麓側のロープウェイ乗り場は、「土合口駅」です。
東京方面から、公共交通機関で行く場合、
①土合駅から徒歩またはバスで土合口駅
②水上駅からバスで土合口駅
の3パターンがあります。上から交通費が安い順になります。
日帰りで東京方面から行く場合は、②が現実的になります。
②の場合も、朝9時頃に登山を開始するためには、始発で出ても、高崎駅まで新幹線を使う必要などがあり、それなりの交通費がかかります。
なので、私は近くに前泊して行くことにしました。
土合周辺で、格安宿を探しましたが、キャンプ場くらいしかなく、キャンプ用具を持って登山も気が引けたので、新潟側の越後湯沢のゲストハウスに泊まりました。
6:12発のJR上越線に乗ると、6:37に土合駅に到着します。
ロープウェイ乗り場の土合口駅までは、徒歩15分ほどなので、7時前には到着できます。
ロープウェイは7時からですが、車で来た人や、同じく近隣に宿泊している人たちが行列を作っており、私が着いた頃は、既に外の駐車場までの大行列でした。
ロープウェイ価格は値上がりしており、2023年7月段階で、大人往復3000円です。
星野リゾートとだけあって高めです。
行列を並んで、7時半頃にはロープウェイに乗れました。
ロープウェイの時間は15分ほど。8時前には天神平に到着しました。
これから登山ですが、既に絶景です。
3. 登山ルート
天神尾根ルートですが、コース距離は6.6km、往復約4時間です。
天神平 →(45分)→ 熊穴沢避難小屋 →(30分)→ 天狗の留まり場
→(35分)→ 肩の小屋 →(5分)→ トマの耳 →(15分)→ オキの耳
→(45分)→ 天狗の留まり場 →(30分)→ 熊穴沢避難小屋
→(40分)→ 天神平
7:50 登山入口標識のある場所から登山道に入ります。
熊穴沢退避小屋までは、樹林帯を進みます。
足場もよく、日影が多いので体力を温存して登れます。
ところどころに鎖場があります。
45分ほど登ると熊穴沢退避小屋に到着します。
岩場が次第に増えていきます。
次の天狗の留まり場までは約30分。
三連休に行ったからか、人がかなり多く、鎖場手前では大行列になっています。
進んでは止まってを繰り返すので、ある意味休憩は要りません。
鎖場をいくつか乗り越え、しばらく登ると、木々がなくなり、開けた場所に出ます。
谷川岳は森林限界が低く、ここからは、ひたすら木々が無い岩場を登っていきます。
日差しは暑いですが、景色は良好です。
ひたすら岩を登ります。
9:15 ようやく天狗の留まり場に到着。
ここからは景色が最高な稜線登りです。
9:50 肩の小屋に到着しました。
ここからトマの耳は10分ほどです。
9:55 第1の山頂、トマの耳到着しました。
壮大な景色です。すぐ近くにオキの耳が見えます。
10:10 トマの耳から約15分、第2の山頂オキの耳に到着です。
山々がとてもきれいに見えます。
後は下山するだけですが、下山も同じく鎖場の箇所で渋滞です。
12:00 天神平ロープウェイ乗り場に到着しました。
やはり往復4時間かかります。
谷川岳はアクセスは多少面倒ですが、最初から最後まで景色は格別です。
ロープウェイを使えば、初級者クラスでも全然登れます。皆さんも登ってみてはいかがでしょか?